初めて「手作りキャンドル」を作るために必要な道具・材料と基本となる知識を解説していきます。
キャンドルにはたくさん種類があり、具体的な作り方については他の記事で詳しく解説していきます!
モグモグさん
こんな方にオススメです!
- キャンドルに興味がある
- 初めてキャンドルを作りたい
1つ1つ丁寧に解説していくよ〜!
キャンドル作りではろうを注ぐタイミングや温度管理などが大事になってきます。
作っていくうちに慣れてきてだんだん上手く作れるようになるので、まずは最低限のお金で、楽しく作って行けるように解説しています。
モグモグさん
- 0からキャンドルを作るために最低限必要な道具・材料がわかる
- キャンドルを作るための基本の知識がわかる
キャンドル作りに必要な道具・材料
早速、キャンドルを作るにあたって必要な道具・材料を解説していきます。
主に必要なもの
モグモグさん
画像の番号と説明の番号が同じになっているので
画像と見比べて確認してね!
必要なもの一覧
- IHヒーター
- 温度計
- 計量器
- 鍋
- 割り箸
- ワックス
- 着色料
- 型(モールド)
- 芯
モグモグさん
それぞれ補足していきます!
キャンドルの種類に関係なく、共通で必要な道具・材料
モグモグさん
①〜⑤がキャンドル作りに共通で必要な道具・材料になります!
IHヒーター
キャンドル作りでは直火での作業は基本NGです!
熱伝導の良いIHヒーターで作業することがオススメです!
モグモグさん
すでに持っている方はそれを使うでOK!
持っていない方はこちらを参考に購入しましょう!
特に制約もないのでお好きなものを購入しましょう。
温度計
キャンドル作りでは温度管理が大切です!
調理用のものでOKです。
計量器
ワックスの量を量る為に必要になります。
量が量れればなんでもOKです!
鍋
ワックスを溶かすために片手鍋やミルクパンが必要です。
普通の鍋でも大丈夫です。
長く使いたい人は、ホーローの片手鍋やミルクパンなどが色や香りが付きにくいのでオススメです。
割り箸
キャンドルを固める際に芯を固定する時や、ワックスを溶かす時に使用します。
必要な材料
モグモグさん
⑥〜⑨は作りたいキャンドルによって選択するものが変わってきます。
何を選択するかはキャンドルの作成記事で解説しています。
ワックス
ワックスにはそれぞれ特性があるので、同じ着色料を使用しても多少色味が違ったりします。
また質感も違ってくるので作る前には調べてから作るようにしましょう。
詳しくは下で説明しています。
着色料
キャンドル作りで使われているのが主に顔料と染料です。
色の種類はどちらも豊富にあります。
キャンドルの技法によっても向き不向きがあるので気をつけて下さい。
詳しくは下で説明しています。
型(モールド)
モールドは主に3種類があり、大きさも様々です。
アルミ製モールド、ポリカーボネート製モールド、シリコン製モールドです。
使用するワックスの種類や用途によって適切なモールドを選ぶようにしましょう。
詳しくは下で説明しています。
ポリカーボネートとアルミのモールドを使う時は粘土(モールドグレイ)とシリコンスプレーが必要になってきます。粘土はワックスを注ぐ際に、側面の芯の隙間からの漏れを防ぐために使用します。シリコンスプレーはモールドの内側にかけて抜きやすくするためです。
芯
芯は大きく分けて4種類あり、ワックスの種類によって適切な芯を選ぶことが重要です。
ワックスとの組み合わせが合ってないと、炎が大き過ぎたり小さ過ぎたりなど燃焼トラブルが起きてしまいます。
ワックスの種類やキャンドルの大きさによって、芯の太さや材質が異なります。
詳しくは下で説明しています。
あると便利なもの
モグモグさん
あると便利なものを紹介します!
まずは購入しなくてもいいと思いますが、作っていくうちに必要になります。
必要になったら購入することをオススメします。
- エンボスヒーター
- シリコンマット
エンボスヒーター
最後キャンドルが固まると表面は凹むので、その時に表面を綺麗にする事が出来ます。
また片付けの時や、ワックスがどこがに垂れてしまった時など、使えるので便利です。
シリコンマット
作業台やテーブルにワックスが垂れたりと、意外と汚れるので耐熱性のもがあればなんでも大丈夫です。
初めの頃はビニールを敷いていましたが、キャンドル専用に台などがあると便利です。
キャンドルの基本知識
キャンドルの基本知識を解説します。
ここからは自分がどんなキャンドルを作りたいかによって選ぶのもが異なる材料になります。
知っておくと様々なキャンドルが作れるので参考にして下さい!
モグモグさん
自分の好みを探すのも楽しみの1つです!
ワックスの種類について
ワックスは主に石油系・植物性・動物性のものがあります。
作りたいキャンドルによってワックスの選択も変わりますし、配合の仕方によってもキャンドルの仕上がりが変わってきます。
石油系ワックスについて
石油系ワックスは比較的安価で購入することが出来ます。
原油から抽出されて重油をさらに蒸留しワックスを抽出しています。
- パラフィンワックス
- マイクロソフトワックス
- パルバックスワックス
- バイバーワックス
- ゼリーワックス
石油系ワックスで作ったキャンドルの一部です。
植物性ワックスについて
植物性ワックスは石油系ワックスに比べると高価なものになっています。
天然素材のため環境的にも優しく、赤ちゃんやペットがいる方でも安心して使用出来るキャンドルです。
- ソイワックス
- ココナッツワックス
- パームワックス
- ラピシードワックス
植物性ワックスで作ったキャンドルの一部です。
動物性ワックスについて
植物性ワックスと同様に天然素材のため安全性の高いワックスです。
ミツバチや動物の脂肪分を利用して抽出されているワックスです。中でも蜜蝋は他と比べて高価でもあります。
- 蜜蝋
- ステアリン酸ワックス
蜜蝋で作ったキャンドルたちです。
質感が良いです!
着色料について
着色料について解説していきます。
主な2種類についての特徴と注意点です!
顔料(フレーク状)の特徴
- 色がにじまない・混色しにくいのでグラデーションを作るのに適している。
たくさん入れ過ぎると芯の目詰まりを起こしやすいので注意です。
染料(固形、液体状)の特徴
- 発色が良いため少量でも色がしっかり付く
- 顔料と違ってワックスに溶けやすいので、芯の目詰まりを起こしにくい
- 混色しやすかったり、色が滲みやすいのでマーブリングをするには適している
- 紫外線に弱いため、色褪せや色抜けが起こりやすいです。
- 素手で触ると色が付いてしまうので注意です。
モグモグさん
着色料の購入にオススメのサイトです。
型(モールド)について
モールドについて解説していきます。
それぞれの種類の特徴をまとめています。
アルミ製モールドの特徴
メリット | デメリット |
耐熱温度が高い | 襲撃に弱い |
香りが付けられる | 中が見えないため着色具合がわからない |
円柱や四角形のサイズが豊富 | ワックスを注ぐとモールド自体が熱い |
ポリカーボネート製モールドの特徴
メリット | デメリット |
強度が強いため壊れにくい | 香料を入れると強度が著しく劣化するので 香りが付けられない |
透明なので中が見やすい | |
形やサイズ、バラエティーが豊富 |
シリコンゴム製モールドの特徴
メリット | デメリット |
耐熱温度が高い | 気泡が抜けにくい |
柔らかいため、中身が取りだしやすい | ステアリン酸のワックスを使用すると 腐食する可能性がある |
芯について
キャンドル作りの中でも最も重要なのが芯選びです。
キャンドルを灯した際に出来る液溜まりの直径をプール幅といい、そのプール幅のよって芯の太さを決めます。
平芯(H芯)
細かい綿糸を編み込んた芯でどのワックスにも使える芯です。
一番ポピュラーな芯でもあります。
太さについては「2✕3+2」のように表記され、「綿糸の本数✕三編み+両端に柱となる糸の本数」となっています。
最初の数字が大きくなるにつれて、芯の太さも太くなります。
HTP芯(紙芯)
細かい綿糸の中に紙を一緒に編み込んだ芯です。
紙のフィラメントが組み込まれているもので、燃焼性が悪い天然性ワックスのソイワックスやパームワックスや蜜蝋などに適した芯です。
「HTP31」と表記され、数字が多くなるにつれて芯が太くなります。
丸芯(D芯)
細かい綿糸を丸く立体的に編み込んだ芯です。
大きめのキャンドルを作る時や、燃焼性が悪い天然性ワックスなどに適した芯です。
「D28」と表記され、数字が大きくなるにつれて芯が太くなります。
ウッド芯
燃焼時にパチパチと音を立てて燃焼するのが特徴の木製の芯です。
木の幅も種類がいくつかあります。
まとめ
キャンドルを手作りするに当たって必要な道具・材料と基本知識を解説しました。
モグモグさん
最後に要点をまとめておきます!
必要な道具・材料
- IHヒーター
- 温度計
- 計量器
- 鍋
- 割り箸
- ワックス
- 着色料
- 型(モールド)
- 芯
モグモグさん
1〜5は共通で必要な道具で、
6〜9はどんなキャンドルを作りたいかによって変わってきます。
まずは、1〜5までの道具を揃えましょう!
あると便利な道具
- エンボスヒーター
- シリコンマット
- ワックスの種類について
- 着色料について
- モールド(型)について
- 芯について
モグモグさん
まずは作ってみる方が楽しいと思うので、必要となったらじっくり覚えることをお勧めします!