Vagrantについての概要と使い方を解説していきます。
Vagrantは仮想サーバーを立てるツールとしてよく利用されます。
最近はDockerを使うことが多くなってきていますが、特徴を知って場合によって使い分けることが重要です。
Vagrantとは?
仮想サーバー・仮想マシンを簡単に構築できるツールです。
VirtualBoxなどの仮想化ソフトウェアのフロントエンドとして
簡単なコマンドで使えるようにできます。
仮想化とは、自分のパソコンの中にもう一台パソコンができるイメージです。
複数の環境を作ることも可能です。
実際の仕事でも日常的に仮想化を行っていくつもの環境を作っています。
初めてのVagrant
まずは、仮想化ソフトのVirtualBox
と今回の主役のVagrant
をダウンロードします。
ダウンロードができたかどうかを確認するためにターミナル上で、
$ vagrant -v
と入力してください。
バージョンが出力されればダウンロード完了です。
続いてVagrantfile
という設定ファイルを作成します。適当なディレクトリに配置してください。
# -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "centos/7"
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
end
その後ファイルと同じディレクトリで、
$ vagrant up
と入力します。
そうすると、仮想サーバーが立ち上がります。
Vagrantfile
に設定を書いていくことで、いろいろな環境を作ることができます。
コマンドを使ってみる
vagrantには、$ vagrant up
だけではなくたくさんの便利なコマンドがありますので
主要なコマンドを紹介します。
$ vagrant halt
停止です。
$ vagrant up
で立ち上げたサーバーを止めたいときに使います。
$ vagrant status
現在の状態を知ることができるコマンドです。
$ vagrant ssh
立ち上げたサーバーにSSH経由で入れます。
$ vagrant ssh-config
サーバーの情報を出力します。
ここまでがよく使うコマンドです。
Vagrantまとめ
Vagrantを使えば、簡単に仮想環境を作成できます。
仮想環境を作成してからは、アプリの環境を作成するなり、開発の環境を作成したりと様々なことができます。
ぜひ仮想環境を作るときの選択肢として覚えておきましょう。