gitのcommitやpushをtriggerにコマンド実行を簡単に行えるhuskyの使い方を解説します。
モグモグさん
類似のライブラリで、simple-git-hooksがあります。
こちらも非常にシンプルに使えるのでおすすめです。
この記事でわかること
- huskyの基本的な使い方がわかる
- huskyをプロジェクトに導入ができる
- husky 8.0.1
huskyとは
gitのcommitやpushといったアクションのタイミングで、コマンドを実行する仕組みを提供するライブラリです。
メリット
huskyを導入することで、例えば下記のようなことができるようになります。
- commitの前にテストを走らせる
- commitの前にLintを走らせる
- pushの後に通知を送る
こういったことを自動化することで、コードの品質や開発のスピードが向上するので大きなメリットになりますね。
モグモグさん
チームだけではなく個人プロジェクトでも役に立ちますね
導入方法と基本的な使い方
それでは、導入の方法と基本的な使い方を解説しています。
インストール
// npm
$ npm install husky -D
// yarn
$ yarn husky -D
有効化
.husky/
というディレクトリが作成され、Git hooksが有効化されます。
# npm
$ npx husky install
# yarn
$ yarn husky install
実行するコマンドを追加
husky add
で実行タスクを追加できます。
コミット前のタスクを追加
# npm
$ npx husky add .husky/pre-commit "実行したいコマンド"
# yarn
yarn husky add .husky/pre-commit "実行したいコマンド"
push前のタスクを追加
# npm
$ npx husky add .husky/pre-push "実行したいコマンド"
# yarn
yarn husky add .husky/pre-push "実行したいコマンド"
すると下記のようなファイルが出来上がり、任意のタイミングでコマンドが実行されるようになります。
#!/usr/bin/env sh
"$(dirname -- "$0")/_/husky.sh"
// 実行コマンドの例
npx --no -- commitlint --edit
まとめ
gitのcommitやpushをtriggerにコマンド実行を簡単に行えるhuskyの使い方を解説しました。
husky を導入することで、コードの品質や開発スピードの向上が見込めますので気になる方は導入してみてください。