Gethで起動したプライベートネットワークとMetaMaskを連携する方法を解説します。
モグモグさん
MetaMask上で送金やアカウント管理などができるようになります。
GUIで操作を行いたい場合や、デバッグをしたい場合などに便利です。
プライベートネットワークを立ち上げる
まずは、Gethでプライベートネットワークを立ち上げましょう。
立ち上げの方法はこちらでも解説しているので参考にしてください。
【Ethereum】Gethでプライベートネットワークを構築する方法を解説
プライベートネットワークを起動
--datadir
と--networkid
はご自身の環境に合わせて設定してください。
一番のポイントは、--http
オプションを渡すことです。このオプションによって、http
でアクセスできるようになります。
$ geth --datadir data --networkid 15 --http
アカウントを作成
次に、MetaMaskで使う用のアカウントを作成しておきます。
モグモグさん
すでにアカウントがある方は、スキップしてください。
アカウントを作成
Gethのコンソールに入り、下記のコマンドを実行します。
モグモグさん
パスワードは任意ですが、覚えておくようにしましょう。
$ personal.newAccount("password")
アカウントが正常に作成されたか確認
モグモグさん
作成されたアカウントが表示されればOKです。
$ eth.accounts
MetaMaskと連携
最後に、MetaMaskから接続して連携していきます。
プライベートネットワークを追加
- ネットワーク名: 任意
- 新規 RPC URL: http://localhost:8545/
- チェーンID: ご自身のnetworkid
こんな感じでネットワークを設定しましょう。
設定して保存を押して完了です。
アカウントを追加
先ほど作成したアカウントをMetaMaskにimportしましょう。
MetaMask上でアカウントインポートを選択するとこちらの画面が表示されます。
JSONファイルは、データディレクトリのkeystore
の中に存在していますので選択して、先ほど作成したパスワードを入力するとインポートが完了します。
モグモグさん
アカウントを複数作成し、送金等のやりとりをして動作確認をしてみると正常に動作しているのがわかると思います。
まとめ
Gethで起動したプライベートネットワークとMetaMaskを連携する方法を解説しました。
最後に手順をまとめておきます。
- httpオプションを付与して、プライベートネットワークを立ち上げ
- MetaMaskでネットワークを追加
- MetaMaskでアカウントをインポート